「Agrinome Wine Intelligence」第2回講座を開催 -樽は森の記憶である、ワインはなぜバニラ、煙、ナッツの香りになるのか-
アグリノーム研究所(株式会社リバネス)は、「Agrinome Wine Intelligence*」の第2回講座を、2026年8月22日(土)に開催します。
本シリーズは、「ワインを飲める人ではなく、ワインを読める人へ。」をコンセプトに、ワインの品種名や産地名を覚えるのではなく、畑、気候、土壌、植物、発酵、料理、そして人との会食まで、多様な視点を横断しながら、目の前のワインがなぜその味や香りになり、どのような背景を持っているのかを、自分自身の言葉で読み解く力を育むことを目的としています。
第2回講座では、「樽は森の記憶である:ワインはなぜバニラ、煙、ナッツの香りになるのか」をテーマに、ワインの香りを形づくる「樽」を科学的・歴史的に読み解きます。
ワインを飲んでいると、「バニラ」「トースト」「ナッツ」「スモーク」といった香りを感じることがあります。これらはブドウ由来ではなく、多くは熟成に使われる木樽によって生まれる香りです。
本講座では、ワイン樽に使われる木材の違い、樽材が育つ森林環境、製樽の技術、火入れ(トースト)の工程、そして熟成中に起こる化学変化までを、木材科学・醸造学・化学・森林科学の視点から学びます。
本講座では、森林科学、木材科学、化学、醸造学の知見をもとに、「なぜフレンチオークとアメリカンオークでは香りが違うのか」「火入れの強さで何が変化するのか」「木樽はワインに何を与え、何を残し、何を失わせるのか」といった問いを掘り下げます。
ワインスクールに継続して通うほどではないものの、ワインについてもう一歩深く知りたい方、会食や日常のワイン選びに役立つ知識を身につけたい方、あるいはすでにワインを学んでおり、その知識を自然科学やものづくりの視点と結びつけて理解を深めたい方におすすめの講座です。
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<開催概要>「樽は森の記憶である:ワインはなぜバニラ、煙、ナッツの香りになるのか」
* 日時:2026年8月22日(土)19:00〜21:00(18:30開場)
* 会場:LiSH ワークショップルーム1(東京都港区高輪2-21-1 THE LINKPILLAR1 NORTH 6F)
* 参加条件:LiSH個人会員(月額5,500円)への登録
* 教材費:3,000円(税込)
* 申し込みリンク:https://docs.google.com/forms/
当日扱う内容
* オークと呼ばれる樹木とは何か
* オーク樽とは何か―樽材の種類と森林・木材の特徴、加工方法
* フレンチオークとアメリカンオークで香りが変わる理由
* 火入れ(トースト)がバニラ、スモーク、ナッツ香を生み出す仕組み
* 樽熟成による抽出・熟成の科学とワインの味わいへの影響
* ステンレスタンクとの違いと、造り手が樽を選ぶ理由
* 樽材原木の生態と品質
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<講師プロフィール>
西岡 一洋(にしおか かずひろ)
アグリノーム研究所代表。東京農業大学客員教授。元東京大学大学院特任研究員。平川ワイナリー前農場長。
国内外のワイナリーにおいて、ブドウ栽培・醸造に関するコンサルティングを多数手がける。研究者としての知見と、生産現場で培った経験を兼ね備え、ブドウ栽培から醸造、テロワール、ワイン科学までを一気通貫で解説できることを強みとする。
コロナ禍には、海外で活躍する日本人ワインメーカーらとともに会員制サロン「ワイン買いたい新書」を立ち上げ、国内外のワイン文化や生産現場をつなぐ情報発信を行った。現場仕事から最新の農学研究まで一気通貫で解説する。
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<今後の開催予定>
Agrinome Wine Intelligenceでは、自然科学を軸にワインを読み解く月1回シリーズで講座を予定しています。
第3回(9月)葉がワインを作っている:雨の国で、果実味・酸・香りはどう育つのか
第4回(10月)酸はワインの骨格である:なぜ“すっぱい”が美しさに変わるのか
第5回(11月)“凝縮感”の正体:乾いたブドウは本当にうまいのか
第6回(12月)早摘みか、完熟か:あなたの好みは収穫日の違いで変わる
第7回(1月)ラベルから味を推理する:ワインショップで迷わないための鑑識術
第8回(2月)AIブラインド鑑識:グラスから畑と造りを推理する
※テーマ・開催月は変更となる場合があります。
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*Agrinome Wine Intelligenceについて
「ワインを飲める人ではなく、ワインを読める人へ。」
Agrinome Wine Intelligenceは、ワインを自然科学、歴史、産業、食文化などの視点から読み解く学びの場です。
ワインの知識を暗記するのではなく、畑、気候、土壌、植物、発酵、料理、会食といった複数の視点を行き来しながら、一本のワインが生まれる背景を理解し、自らの言葉で語れる「Wine Intelligence」を育むことを目指しています。
ワインを少し深く知りたい方から、仕事や会食で活かしたい方、すでに学んでいる知識をより広い視点で結び付けたい方まで、自然科学を入口とした新しいワインの学びを提供しています。